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R4ハブ 分解図 |
EASTONのハブ(R4、R4SL)で失敗して学んだことを戒めと備忘録を兼ねて記録を残す。
このハブは、ホイールをバイクにセットしたままでも玉当たり調整できるシステムになってる。
だが、それ故にガタが出やすい。
というのは、聞いたとこがあったけど実際に事が起こるまで無頓着でいた…
ダンシングすると異音がするようになって、ヘッドパーツ辺りが怪しいと目を付けた。
が、何度もバラしてグリスアップしても消えないんで止った状態でブレーキかけながら
ダンシングの動作をするとフロントハブが左右にズレるを目の当たりにする…
まさか、異音の原因がホイールだったなんて!絶句であります。
リアもホイールを左右に揺すってみると、見事にガタが出てました…
原因は、自分でハブメンテした時のやり方がなってなかったんだと思います。いや、断言できる。
■オレ流ガタが出ないようにする組み立て
メーカーマニュアル R4-Rear Assembly/Disassembly
必要な工具
アーレンキー 5mm×2、6mm、8mm
トルクレンチ(あった方が良い)
1,まず、シャフトをぶっさす。
2,シャフトを8mmで抑えながら、R4ハブ分解図の①をハメる。
メーカーのマニュアルには書いてないが、ここがミソである。
①の玉当たりアジャスターをベアリングがちょっとゴリゴリするするぐらい少し強めに締める。
19mmと書いてあるのに20mmしかハマらないのは海外クオリティー…
3,②の部品をアジャスターの上から締める。
今回は慎重にトルクレンチを使用した。以前やったときは締めが甘かったようだ。
165kgf-cm=16.180Nm(1kgf・cm = 0.09807N・m)
4,フリーボディをグリスアップして取り付け、固定
カセットボディグリスなんて持ってないので、DURA-ACEグリスを使用。ハブグリス買わないと。
135kgf-cm=13.2389Nm
5,ホイールをバイクにセットして、ガタの確認、玉当たりアジャスターの調整の繰り返し
けっこう狭いポイントでガタが出ず、玉当たりがスムーズなところがあります。
この時、ホイールを外さずさない状態で玉当たりがスムーズでも、ホイールを外すと
玉当たりが渋いことがあるので注意。
どうしても上手くいかないときは、ガタよりも玉当たりが渋いほうを選んだほうがマシだと思う。
進みは悪くなるけど、シャフトとかに深刻なダメージなさそうである。
EASTON カセットボディ互換チャートPDF
メモ走行距離 10,638km時にリアブハブグリスアップ
前回2011/8/11 走行距離:8,600km
こんにちは。自分もEASTONのEA90使っています。
返信削除最近自分のダメ加減をホイールのせいにしようと思っていました。R4ハブの分解&清掃で変化を体感出来ましたか?
簡単なのかなぁ
アラコトさん、Twitterではお世話になっております。
削除変化は…フリーの音が変わるぐらいしか体感できてないですw
性能というより、長期間使用出来るようにメンテしてます。
こんばんは、初めてこのハブを分解して驚きましたと同時に疑問が。
返信削除このタイプのベアリングに玉あたり?(プレロード)調整はありません。
R4ハブ分解図で①を閉め込むと③のベアリングのインナーレースを押す事になってしまいます、このタイプのベアリングはスラスト方向(車軸方向)に押されると破損します、そこで疑問です、どうして③と⑤の間にインナーレースを守るスペーサーが入ってないのか?入っていれば①をしっかり締め付けてガタも出ずベアリングも傷まないのにと思います。フリーボディー(青い部分)のベアリング間にはスペーサーが入ってます。
乗用車のハブにもこのタイプのベアリングを使用しますがベアリンク間が空くときには必ずスペーサー(カラー)が入ってます。
長くなりましたが参考までに。
こんばんは!初めまして、コメント有難うございます。
削除http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch05/ch05_04.htmlを読んで少し勉強してみたのですが、文系なので技術的なことは良く分かりません…そんな私が思ったことを書きます。
シールドベアリングは「玉押し調整」とは言わないのでしょうか、したがってクリアランス調整と呼んでみます。クリアランス調整を適正に行なっていれば落車以外にスラスト方向への荷重は無いというメーカーの見解なのではないでしょうか。
何にしても調整がシビアなことには変わりませんが。nobuyasuさんの言う機構で楽になるなら付けて欲しいです。